嘘つき、でも騙されてあげる
星野さんが卓斗に、「ホテルに一緒に帰ろう。部屋一緒にしてもらうから。」



卓斗はすぐに、「俺実家に泊まるからホテルはキャンセルした。」



「じゃ私も卓斗の実家に泊まる。」



それは無理。卓斗が星野マキが絡めた腕をほどく。


司が、夢花送って行くからと私の手を取る。



「ふーん 。よくやるよね可愛い顔して二股かける気。」



星野さんが睨む。



怖い。



「二股なんかじゃないです。私は司と付き合っていて、


卓斗は何でもないですから。星野さん安心して下さい。」



「なんか頭くるその落ち着いた口調とか、


私の事バカにしてるんでしょ。」



いえそんなつもりはない。


卓斗の彼女ならもっと堂々として居ればいいのに。



卓斗が星野さんに、「おまえは夢花には勝てねぇよ。

水泳もヒロインの座も。」



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