嘘つき、でも騙されてあげる
俺が卓斗を選んだのには訳がある。



若手の色んな俳優を見て来た。



十代のやつは何かこの仕事にいい加減で、



俺が思う奴に出会えなかった。



ちょっとしたきっかけで、俺は卓斗を知る事になった。



18才にしては見た目も大人ぽく、



仕事に対して真面目で一生懸命。



彼は15才でこの世界に入ったのは家族の為と聞いた。


彼が、「俺はいつも真剣ですよ、生活かかってますから。」



俺は彼のその言葉が気にいり、卓斗を主役に決めた。


それに卓斗と話していると昔の自分を思い出す。



この映画が、【さよならが言えない】はどうしても二人でやってもらいたい。



そうでないと意味がないんだよ。





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