嘘つき、でも騙されてあげる
俺の涙は止まらない。



優里君を愛し続けたのに間違いはなかったようだ。



優里と俺が愛し合った証。


夢花がいる。



夢花には幸せになってもらいたい。



夢花が愛する卓斗どうしても幸せになってもらいたかった。



それはきっと優里も強く願っているはずだから。



『この映画は優里と僕の事を書いたものです。



優里は僕が監督になった時、僕の映画に必ず出たいと言っていた。



その夢を叶えてやりたい。


だから夢花でないと意味がないのです。



すべてを話して夢花が、理解してくれるとは限らない。



嫌多分理解出来ないだろうと思う。



たけど夢花自身の為にも、この映画には出てもらいたいのです。』



俺は頭を下げた。





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