嘘つき、でも騙されてあげる
公園のトイレの前。



司にトイレの壁に押さえつけられ身動きが取れない。


「司止めて。」



司が私のブラウスのボタンを外す。



「司何でこんな事するの?」


「夢花俺が怖い?夢花が悪いんだよ。約束を破ったんだから、



これはお仕置きだよ。」



悪いのは私。



でも司はこんな事する人じゃない。



私が司をここまで追い込めてしまった。



「司ごめんね。」



私は涙が溢れ出た。



そんな私を見て司が、「夢花怖がらせてごめん。



俺は夢花が本当に好きなんだよ。



卓斗に負けないくらいに夢花が好きだ。」






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