嘘つき、でも騙されてあげる
「司ごめんね。私は司の気持ちには答えられないの。


司がどんなに私を思ってくれても、



司を愛する事は出来ない。


司が無理矢理私を自分の者にしても、



私の心は卓斗にあるの。」


分かっていたよ。



最初から俺は卓斗には勝てない。



たけどどうしても夢花の事諦め切れなくて、



ごめんこんな事したら、よけいに、



嫌われるのに。



俺は本当にバカだ。



夢花の体が震えている。



俺はどれだけひどい事したのかが分かった。




< 167 / 361 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop