嘘つき、でも騙されてあげる
写メを送ってすぐに携帯が鳴った。



卓斗だ。



『おまえ何してる?司と夢花がそこにいるのか?』



「そうだよ。夢花今司に襲われそうななったんだ。」


『おまえそれを黙って見てるのか?おまえ夢花の友達だろう?』



卓斗がかなり怒っている。


「友達?さっきまではね。今はもう友達なんかじゃない。


私の司の事ずっと好きだった。


たけど司は夢花しか見ていない。


夢花は卓斗が好きなのにバカみたいに司は・・・」



もう涙が止まらなかった。


『真南目を覚ませ。司を好きなら諦めるな!


今のおまえじゃ駄目。夢花が悲しむ。


真南夢花の友達でいてやってくれよ。


おまえの思い必ず司に届くから。』






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