嘘つき、でも騙されてあげる
司夢花から離れろ!



司が夢花から離れ、俺が近くにいると思ったらしく、


慌てて回りを見ている。



夢花は腰が抜け立てない。


そばに行って抱き締めてやりたい。



ごめんな!夢花こんな時抱き締めてやれないなんて、



彼氏失格だな。



『司おまえには絶対夢花をやらねぇよ。』



司が笑った。



「夢花にはっきり言われた卓斗でなきゃ駄目だって、

力づくで夢花を俺の者にしょうとしたら、


夢花がごめんって謝るんだ。


司にこんな事させたのは自分が悪いから。


俺自分がこんな人間だったなんて嫌になったよ。


夢花震えながら俺に抱き締められてた。


卓斗夢花は本当にいいヤツだな。


卓斗夢花を不幸にしたら許さない。


今度夢花を泣かせたら必ず奪う。」





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