嘘つき、でも騙されてあげる
兄貴には今俺が思ってる事すべてを話した。



兄は俺に頭を下げて、「卓斗ばかりに苦労をかけてすまない。」と泣いた。



兄は大学を止め働くと言ったが、



俺がどうしても大学は続けてほしいと頼んだ。



兄には自分の好きな道を歩んでほしかった。



俺の分も兄貴には夢を叶えてほしかった。



教師になる夢を。





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