嘘つき、でも騙されてあげる
東京は広すぎる。



どこに行っても人ばかり。


だからこうして三人で歩いても分からないみたい。



まぁ私は顔を知られている訳じゃないしね。



卓斗に、『夢花素っぴんだよな。中学生みたいだ。』


「えっ東京の高校生は化粧してるの?」



プッと卓斗が吹き出す。



『夢花は化粧なんかしなくても綺麗だからいいよ。


たけど紫外線対策はした方がいいよ。


女優は肌が命だから。』



私はふーん。



って軽く考えていた。





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