嘘つき、でも騙されてあげる
素敵なレストランでの食事。



野中秀輝は私が想像していたより、



かなり若くてイケメンだった。



見つめられるとドキドキしてしまう。



野中さんは雅彦さんと私が親子なのは知ってるらしい。



『須藤監督にこんな綺麗な娘さんがいるなんて、


本当に驚きですよ。写真より実物の方がよっぽどいいね。』



野中さんはいつ私の写真をみたのだろうか?



雅彦さんがいつも私の写真を持ち歩いていて、



それを偶然みたようだ。



それから三人でたわいもない話をした。



雅彦さんも楽しそうだ。



野中さんの素敵な話に引き込まれ、



卓斗の事を少し忘れられた。




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