嘘つき、でも騙されてあげる
このまま二人でいたらなんて考えてしまった。



これは浮気だよね。



私が綾女さんと卓斗を疑って、



いつも卓斗を困らせるのに、



何で自分が浮気をしているの?



急に卓斗の顔が浮かぶ。



今の私を見たら卓斗はどう思うのだろう。



こんな事をしていては駄目だ。



彼にはっきり伝えないといけない。



『夢花又会ってくれる。今日はもうキス以上はしないから。


僕は君の浮気相手でも構わない。』



駄目そんな事は出来ない。


「秀輝それは駄目。今日の事は忘れて。


これからは仕事仲間でいたい。


私に浮気なんて無理。


でも今のキスは完全に浮気だよね。」



『夢花は大人だね。僕は忘れられない。


夢花を諦める事は無理。夢花はきっと僕に会いたくなるよ。』



秀輝その自信はどこから来るの。





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