嘘つき、でも騙されてあげる
私の泣き声を聞いた母が心配して家から出て来た。



「いいから二人とも家の中に入りなさい。」



そんなんじゃ学校へも行けないでしょ。



母が二人が休む事を学校へ報告してくれた。



そして母は二人でよく話し合いなさいと仕事に出掛けて行った。



家の中には卓斗と二人だけ。



私は泣き過ぎて声も出ない。



卓斗も泣いているようだ。




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