嘘つき、でも騙されてあげる
『夢花行かないでお願いだから、


俺は夢花だけだよ。他の誰も愛せない。


約束しただろう。ずっと一緒にいるって。』



「ごめん卓斗。」



【卓斗諦めなよ、夢花だってそいつと浮気してんだろう。】



『綾女出ていけよ。おまえの顔なんて見たくねえ!』


【卓斗いやだよぉ。私は卓斗が好き。卓斗がどうしてもほしい。】



『悪いけど無理今まで妹みたいに思って、


おまえの我が儘聞いて来たけどもう限界。』



【卓斗私にそんな事言っていいの?


パパに言って卓斗首にする事だって出来るんだから。】



『好きにしていいから。』


「綾女さんはそんな事しない。卓斗が好きなんでしょ。卓斗と仲良くね。」



「秀輝ありがとう。もういいから行って。」



『卓斗悪いけど夢花は僕が預かるよ。』



卓斗は何も言わなかった。




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