嘘つき、でも騙されてあげる
私は秀輝の腕の中で泣いた。


『夢花マンションに帰るか?それとも・・・・』



「秀輝のとこに行きたい駄目?」



『駄目事ないよ。喜んでお連れします僕のお姫様。』


「ありがとう秀輝。こんな私許してくれる?」



お姫様抱っこのまま車に乗せられた。



『許すも何も夢花のすべてが好きだから。


別に構わない。


卓斗と離れてみるんだろう。


僕を利用してかまわないから、


僕といて。夢花がゆっくり休めるようにするからさ。』



秀輝のバカ優し過ぎだよ。


『お互い様だね。夢花も優し過ぎる。


だから卓斗も夢花に甘えているんだ。


卓斗の為にも夢花が強くならなきゃ駄目だよ。』



「今は考えられない。ううん考えたくないんだ。


秀輝に甘えていたい。


駄目かなぁ。」





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