嘘つき、でも騙されてあげる
「私だって突然実の親が別にいるなんて知って驚いた。


たけど現実から逃げる訳にはいかないからさ。


悩んだけど自分を変えたくて東京へ来たの。


東京へ来ても良いことなかったけど、


ううん一つ良いことがあった。



秀輝に出会えた事。」



『夢花嬉しい事言ってくれるじゃないか 。


こっちにおいで。』



秀輝がギュウって抱き締めてくれた。



『監督が優里さんを愛したように、僕も夢花を愛してるよ。


夢花は俺の者、誰にもやらない。』



秀輝の優しい腕の中で私は一杯幸せを感じていた。





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