嘘つき、でも騙されてあげる
雅彦さんは多分そんな私の気持ちに気付いているはず。



「夢花結婚は一生の問題だから、慎重に考えた方がいい。


夢花自身が幸せにならなきゃ意味がないんだからね。

優里も君の幸せを願っているはずだから。」



そうだね。



私は優里さんに近づきたかった。



優里さんは雅彦さんと二人で幸せになりたかったんだよね。



優里さんはどうして雅彦さんと別れたの。



私がお腹にいたのに何故別れを選んだのだろう。






< 306 / 361 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop