嘘つき、でも騙されてあげる
あの頃の精神状態はひどいものだった。



夜もろくに眠れなく、食事も喉を通らない。



そんな私を支えてくれたのが司だった。



本当に私はいつも誰かを頼っている。



東京へ戻ったら秀樹に会って今の自分の気持ちを話そう。



秀樹はきっと分かってくれる。



それから暫くしてファミレスを二人で出た。



そして卓斗の実家に行く事にした。



二人の結婚の話をする為に。



本当に久しぶりの卓斗の家。





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