嘘つき、でも騙されてあげる
私の隣で夢花は横になっている。



たけど一行に眠る気配がない。



卓斗の事思って眠れないのだろう。



夢花が羨ましい。



夢花は真南可愛いって言ってくれるけど、



私はいつも夢花の引き立て役。



私は司が好き。



たけど誰にも言えない。



司はずっと夢花が好きだから。



今だって、夢花が卓斗の事忘れられないでいるのに、



バカみたいに夢花を思っている。



私がどんな気持ちで司を見てるか?



誰も知らない。



たけど私は夢花が好きだから、これ以上夢花を泣かせたくない。



だから我慢出来るよ。






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