嘘つき、でも騙されてあげる
明日は修学旅行の最終日。


卓斗は必ず夢花に会いに来る。



二人がどんなに思い合っていても、



現実は上手くいかないものだ。



その現実に二人は耐えられるのだろうか?



俺は今夢花の先生ではない。



夢花を好きな一人の男。



そして弟から夢花を奪おうとしている。



卓斗おまえは夢花でなくてもいいだろう。



華やか世界にいるおまえの回りには、



綺麗な女が五万といるだろうから。



夢花は俺がもらうよ。





< 58 / 361 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop