嘘つき、でも騙されてあげる

兄と弟

俺は何しに来たんだ。



卓斗が又君の前に現れる。


夢花が又辛い思いをすると思ったら、



居ても立ってもいれなくて、君を探してた。



いきなり開けたドアの向こうに、



俺が見たくなかった光景が目に入った。



司の腕の中にいる夢花。



俺は二人が付き合ってるなんて知らなかった。



俺はすっかり教師である事忘れていた。



駄目だな。



夢花の事になると見境がなくなる。



自分の気持ちが押さえられない。



もしかして司に俺が夢花を好きな事が分かったかもしれない。




< 84 / 361 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop