嘘つき、でも騙されてあげる
いつの間にか卓斗の腕の中にいた。



「夢花色っぽいね。」



私は恥ずかしくて俯いた。


卓斗が駄目こっち見てと言う。



卓斗を見つめてしまう。



そのままキスをした。



さっき新幹線の中でした軽いものではない。



体中が熱くなるような長い長いキス。



私はどうしていいのか分からず、



ただただ卓斗にしがみついていた。



卓斗が一杯好きだって言ってくれた。



ずっとずって一緒にいるからって抱き締めてくれた。


卓斗私たちはずっと一緒だよね?



私たちに別れなんてないよね。





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