Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
「何で事務所なんかに行くのよ?」
「坂下先生が、単身で乗り込んだ。
表紙なんか飾ってるんじゃねえよ、このバカたれ!」
蒼は、スピードを上げて車を走らせる。
よくよく蒼の話を聞くと、最初に雑誌を見つけたのは蒼で、ヤバイと思って坂下に相談したらしい。
でも坂下は、その雑誌を教頭に差し出したという。
「先生が、私を売ったの?」
「まぁ、そう…いうことになるかな。
だけど坂下先生は、やめろとまで言ったはずだよな?
あれは本心だよ。
お前が父親の姓に変わってからずっと、やめて欲しがってた。」
蒼は喋りながら、スピードを上げたまま急カーブを曲がる。
ちょっと…いや、かなりコワイ。
「あんたはリコ乗せた時も、こんな運転してるわけ?」
「まさか、安全運転するに決まってる。
事故なんか起こしてみろ、すぐに関係がバレるだろーが。」
自分の保身にしか聞こえないような蒼のセリフだけど、梨香のことを一番に考えてるのは分かる。
「いいわよね、リコは愛されていて…。
私も、それくらい愛してくれる人を好きになれば良かった。」
「何?お前、愛されてる自覚ないのかよ?」
「坂下先生が、単身で乗り込んだ。
表紙なんか飾ってるんじゃねえよ、このバカたれ!」
蒼は、スピードを上げて車を走らせる。
よくよく蒼の話を聞くと、最初に雑誌を見つけたのは蒼で、ヤバイと思って坂下に相談したらしい。
でも坂下は、その雑誌を教頭に差し出したという。
「先生が、私を売ったの?」
「まぁ、そう…いうことになるかな。
だけど坂下先生は、やめろとまで言ったはずだよな?
あれは本心だよ。
お前が父親の姓に変わってからずっと、やめて欲しがってた。」
蒼は喋りながら、スピードを上げたまま急カーブを曲がる。
ちょっと…いや、かなりコワイ。
「あんたはリコ乗せた時も、こんな運転してるわけ?」
「まさか、安全運転するに決まってる。
事故なんか起こしてみろ、すぐに関係がバレるだろーが。」
自分の保身にしか聞こえないような蒼のセリフだけど、梨香のことを一番に考えてるのは分かる。
「いいわよね、リコは愛されていて…。
私も、それくらい愛してくれる人を好きになれば良かった。」
「何?お前、愛されてる自覚ないのかよ?」