Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
補習
バイトの件については、夏休み直前ということもあり、停学3日の処分を喰らった。
期末考査の結果は、ギリギリ補習を免れた。
但し、1科目を除いて…。
さすがにG.W.前からサボり続けた坂下の授業は、試験の成績云々でカタはつけられないみたいだ。
坂下の授業で補習を受けるのは私だけなので、連れて行かれた先は指導室だった。
「教室は受験生向けに強化学習を行うということで、明け渡してしまいました。
申し訳ありませんが、ここで我慢してください。」
坂下はそう言いながら、クーラーをつけた。
「先生、ホントは最初から指導室狙いで話進めてたんじゃないの?
ここならクーラーあるし、教室と違って涼しいもんねー。」
私はセーラーの胸元を摘んで、服の中に風を送り込む。
あー、涼しーい!
「このことは、他の先生方には内緒にしておいてください。」
坂下が椅子に座ったので、私も向かいに座った。
久しぶりに坂下の講義を聞き…ううん、見惚れてたっていう方が正しいかな。
3年になってからずっと、坂下を見ないようにしてた。
もう好きでいることをやめようと、この気持ちを忘れようと思った。
だけど、できなかった。
卒業すれば、嫌でも離れなきゃならないのだから…。
「今は、好きなままでいても良いよね?」
やばっ!今、声に出しちゃったよね?
慌てて口元を押さえると、坂下が私を見て言った。
「講義を続けても、宜しいですか?」
私は、顔を真っ赤にして頷くしかなかった。
期末考査の結果は、ギリギリ補習を免れた。
但し、1科目を除いて…。
さすがにG.W.前からサボり続けた坂下の授業は、試験の成績云々でカタはつけられないみたいだ。
坂下の授業で補習を受けるのは私だけなので、連れて行かれた先は指導室だった。
「教室は受験生向けに強化学習を行うということで、明け渡してしまいました。
申し訳ありませんが、ここで我慢してください。」
坂下はそう言いながら、クーラーをつけた。
「先生、ホントは最初から指導室狙いで話進めてたんじゃないの?
ここならクーラーあるし、教室と違って涼しいもんねー。」
私はセーラーの胸元を摘んで、服の中に風を送り込む。
あー、涼しーい!
「このことは、他の先生方には内緒にしておいてください。」
坂下が椅子に座ったので、私も向かいに座った。
久しぶりに坂下の講義を聞き…ううん、見惚れてたっていう方が正しいかな。
3年になってからずっと、坂下を見ないようにしてた。
もう好きでいることをやめようと、この気持ちを忘れようと思った。
だけど、できなかった。
卒業すれば、嫌でも離れなきゃならないのだから…。
「今は、好きなままでいても良いよね?」
やばっ!今、声に出しちゃったよね?
慌てて口元を押さえると、坂下が私を見て言った。
「講義を続けても、宜しいですか?」
私は、顔を真っ赤にして頷くしかなかった。