Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
翌日、HR終了間際に坂下が教室に入ってきた。
久しぶりに見た坂下は、少しだけ顔色が悪いな…と思った。
蒼は、教壇を坂下に明け渡す。
教壇に立った坂下は、私たちに衝撃的なことを告げた。
「この度、担任を外れることになりました。」
どうやら坂下がしばらく休職するため、担当クラスを持っていない教員を担任に据えるらしい。
受験生クラスに担任不在じゃ、格好がつかないから?
しばらくっていうのがどのくらいか分からないけど、冗談じゃない!
クラスでは仕方ないって空気が流れてるけど、私は坂下じゃなきゃ認めない。
私は立ち上がり、教室から出て行こうとした。
扉の前に立ちはだかった蒼が、口を開いた。
「直談判するつもりか?」
「そうよ。
先生が少し休むからって、何で担任降ろされなきゃなんないのよ?
あんた、副担任なんだから代行すればいいじゃない。
蒼、あんたは何のためにいるのよ!?」
「何のため…なんだろうね?」
蒼は、自嘲的に笑った。
コイツも、坂下が担任を外れることに反対なんだな…そう感じた。
「ゴメン、言いすぎた。
でも…悪いけど、退いて。」
私は蒼の肩を押しやり、扉に手をかける。
久しぶりに見た坂下は、少しだけ顔色が悪いな…と思った。
蒼は、教壇を坂下に明け渡す。
教壇に立った坂下は、私たちに衝撃的なことを告げた。
「この度、担任を外れることになりました。」
どうやら坂下がしばらく休職するため、担当クラスを持っていない教員を担任に据えるらしい。
受験生クラスに担任不在じゃ、格好がつかないから?
しばらくっていうのがどのくらいか分からないけど、冗談じゃない!
クラスでは仕方ないって空気が流れてるけど、私は坂下じゃなきゃ認めない。
私は立ち上がり、教室から出て行こうとした。
扉の前に立ちはだかった蒼が、口を開いた。
「直談判するつもりか?」
「そうよ。
先生が少し休むからって、何で担任降ろされなきゃなんないのよ?
あんた、副担任なんだから代行すればいいじゃない。
蒼、あんたは何のためにいるのよ!?」
「何のため…なんだろうね?」
蒼は、自嘲的に笑った。
コイツも、坂下が担任を外れることに反対なんだな…そう感じた。
「ゴメン、言いすぎた。
でも…悪いけど、退いて。」
私は蒼の肩を押しやり、扉に手をかける。