Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
あんな仕打ちを受けても、まだ奥さんを愛しているの?
坂下が、あんな人に心を奪われているなんて…嫌。
写真を持つ手に力が入っていたのか、少し皺になってしまった。
写真をサイドボードに置き、その上に本を重ねる。
「先生、ちょっとでいいから振り向いてよ。
私はあんな思い、させたりしないから…。」
私の呟きなんて、眠っている坂下には届かない。
起きる気配がない坂下を目の当たりにしていると、私の中で欲望が膨らんでいく。
坂下と、キス…したい。
どうせ心は貰えないんだから、せめて唇だけでも…。
あの女の人から、奪ってしまおうか?
いけないことだとは分かっているけど、奥さんに対する宣戦布告の意味も込めて…。
私は坂下の唇に、自分のそれを重ねた。
「ん…。」
坂下がうなるような声をあげたので、私は慌てて唇を離した。
様子を見ると、まだ眠っているようだった。
私は相変わらず眠っている坂下に
「ごめん…。」
そう言って、病室をあとにした。
帰り道、坂下に対する罪悪感だけが心に積もっていった。
坂下が、あんな人に心を奪われているなんて…嫌。
写真を持つ手に力が入っていたのか、少し皺になってしまった。
写真をサイドボードに置き、その上に本を重ねる。
「先生、ちょっとでいいから振り向いてよ。
私はあんな思い、させたりしないから…。」
私の呟きなんて、眠っている坂下には届かない。
起きる気配がない坂下を目の当たりにしていると、私の中で欲望が膨らんでいく。
坂下と、キス…したい。
どうせ心は貰えないんだから、せめて唇だけでも…。
あの女の人から、奪ってしまおうか?
いけないことだとは分かっているけど、奥さんに対する宣戦布告の意味も込めて…。
私は坂下の唇に、自分のそれを重ねた。
「ん…。」
坂下がうなるような声をあげたので、私は慌てて唇を離した。
様子を見ると、まだ眠っているようだった。
私は相変わらず眠っている坂下に
「ごめん…。」
そう言って、病室をあとにした。
帰り道、坂下に対する罪悪感だけが心に積もっていった。