Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
顔面血まみれになっている自分の息子を、なおも蹴り続ける坂下。
それを止めたのは…。
「坂下、…ぜぇ…もう、…はぁ…やめ…ろ。」
院長はそう言うと、息切れのせいか噎せた。
「止めないでください。」
「生徒の目の前で、殺す気か?」
その言葉に坂下は蹴りを入れるのを止め、唇を噛み締めた。
表情が少し和らいだことに、ホッとした。
さっきまでの坂下、今までに見たこともないくらい怖かったから…。
坂下は私のところまで来ると、着ていたガウンを私にかけてくれた。
「痛かったでしょう、こんなに腫れて可哀想に…。」
私の頬を撫でると、坂下は院長に向かって言った。
「あと2~3発、殴らせてください。」
「ダメだ。
既に半殺しにしておいて、まだ殺る気か?」
坂下の息子がどんな様子かなんて見る気になれないけど、院長の所見ではかなり酷いらしい。
「間に合わなくて、申し訳ありません。」
坂下は私に向き直ってそう言うと、優しく抱きしめてくれた。
いつもの、穏やかな表情だったから…思いっきり甘えられた。
こうして優しくしてくれるなら、娘扱いでも悪くないかな…。
それを止めたのは…。
「坂下、…ぜぇ…もう、…はぁ…やめ…ろ。」
院長はそう言うと、息切れのせいか噎せた。
「止めないでください。」
「生徒の目の前で、殺す気か?」
その言葉に坂下は蹴りを入れるのを止め、唇を噛み締めた。
表情が少し和らいだことに、ホッとした。
さっきまでの坂下、今までに見たこともないくらい怖かったから…。
坂下は私のところまで来ると、着ていたガウンを私にかけてくれた。
「痛かったでしょう、こんなに腫れて可哀想に…。」
私の頬を撫でると、坂下は院長に向かって言った。
「あと2~3発、殴らせてください。」
「ダメだ。
既に半殺しにしておいて、まだ殺る気か?」
坂下の息子がどんな様子かなんて見る気になれないけど、院長の所見ではかなり酷いらしい。
「間に合わなくて、申し訳ありません。」
坂下は私に向き直ってそう言うと、優しく抱きしめてくれた。
いつもの、穏やかな表情だったから…思いっきり甘えられた。
こうして優しくしてくれるなら、娘扱いでも悪くないかな…。