Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
クリームソーダがテーブルに置かれた。



奥さんは、息子の罪を軽くするために私を呼び出したのかな?



取引でもするのか、それとも脅迫?



そう考えると、目の前にあるキレイな緑色した液体が不気味に感じた。



「飲まないの?」



その声で、我に返った。



「いただき…マス。」



私は、クリームソーダに口をつけた。



暖房がよく効いているせいか、冷たくて美味しい。



「喫茶店にあったら必ず頼むくらい好きなのよね、クリームソーダ。」



奥さんはそう言うと、ホントに美味しそうに飲む。



これから切り出される話に身構えてると



「アンジェリーナ…だったわよね。

アナタは好きなの?」



話って…息子のことじゃなくて、坂下の方だったの?



「私は先生のこと、本気で想ってますから。」



私がそう言うと、奥さんは目を丸くした。



「私が聞いたのは、クリームソーダのことだけど?」



勘違いであんなこと言って、恥ずかしくなってきた。



自分の顔が、真っ赤になるのが分かった。



そんな私が可笑しかったのか、



「いきなり本題振られるとは、思わなかったわ。」



奥さんは笑いながら言った。








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