Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
気付いたら、展望台の近くまで辿り着いていた。
昇る前に、カフェでランチをすることにした。
湘南の海岸が一望できるテラス席に座りたかったけど、坂下の体調を考えたら少しでも暖かい方が良い。
奥の外気が当たらない席へ向かった。
「テラスの方が、景色が綺麗に見えますよ。」
坂下はそう言うけど…。
「私、寒いの苦手なんです。」
だけど、私の考えなんて坂下にはお見通しだったようだ。
席に着くと、一言
「ありがとう。」
そう言ってくれた。
ハーブティーと熱々のフレンチトーストを1皿注文した。
「先程の話の続きですが、花言葉でメッセージを伝えていると考えるのは、少し深読みしすぎているのではありませんか?」
「メッセージカード、付いてなかったもの…。
でも、どうして白いバラの蕾なの?」
「バラが嫌いな女性はあまり聞かないですし、蕾にしたのは満開の花よりも長い間花を楽しむことができるからです。
それに、アンジェは白が好きでしょう?」
「私の好きな色、知ってたの?」
坂下は微笑みながら、頷いた。
昇る前に、カフェでランチをすることにした。
湘南の海岸が一望できるテラス席に座りたかったけど、坂下の体調を考えたら少しでも暖かい方が良い。
奥の外気が当たらない席へ向かった。
「テラスの方が、景色が綺麗に見えますよ。」
坂下はそう言うけど…。
「私、寒いの苦手なんです。」
だけど、私の考えなんて坂下にはお見通しだったようだ。
席に着くと、一言
「ありがとう。」
そう言ってくれた。
ハーブティーと熱々のフレンチトーストを1皿注文した。
「先程の話の続きですが、花言葉でメッセージを伝えていると考えるのは、少し深読みしすぎているのではありませんか?」
「メッセージカード、付いてなかったもの…。
でも、どうして白いバラの蕾なの?」
「バラが嫌いな女性はあまり聞かないですし、蕾にしたのは満開の花よりも長い間花を楽しむことができるからです。
それに、アンジェは白が好きでしょう?」
「私の好きな色、知ってたの?」
坂下は微笑みながら、頷いた。