Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
駅前のスーパーで買い物を済ませ、家路につく。
坂下が荷物を持つと言ってくれたけど、病人だからなぁ…。
そう重くはないし、私は断った。
途中、坂下が足を止めた。
「…先生?」
「寄っていきませんか?」
坂下が指差した先には、1軒の花屋があった。
坂下に連れられ、店内に入る。
「アンジェが欲しい言葉を意味する花を、教えてください。」
急に言われても…。
「私、バラくらいしか花言葉知らないんだけど…。
でも、先生がくれるなら…赤いバラが良い。」
赤いバラは、かろうじて1本だけ残っていた。
坂下は、その1本にラッピングを施してもらっていた。
店を出たとこで、坂下がバラを私に手渡すと、私からスーパーの袋を取り上げて歩きだした。
「あ…、荷物は私が持つよ。」
そう言ったけど、坂下は聞かなかった。
「…ありがとう。」
私の言葉に、坂下が満足そうに微笑んだ。
並んで歩いていると、坂下が口を開いた。
「先程は聞きそびれてしまいましたが、赤いバラの花言葉を教えてください。」
「愛情とか、熱烈な恋。」
「良い言葉ですね、今度は花束にして差し上げましょう。」
坂下が赤いバラの花束を差し出す姿、ドラマの俳優なんか比べものにならないくらい絵になるだろうなぁ…。
想像するだけで、私の胸はときめいた。
坂下が荷物を持つと言ってくれたけど、病人だからなぁ…。
そう重くはないし、私は断った。
途中、坂下が足を止めた。
「…先生?」
「寄っていきませんか?」
坂下が指差した先には、1軒の花屋があった。
坂下に連れられ、店内に入る。
「アンジェが欲しい言葉を意味する花を、教えてください。」
急に言われても…。
「私、バラくらいしか花言葉知らないんだけど…。
でも、先生がくれるなら…赤いバラが良い。」
赤いバラは、かろうじて1本だけ残っていた。
坂下は、その1本にラッピングを施してもらっていた。
店を出たとこで、坂下がバラを私に手渡すと、私からスーパーの袋を取り上げて歩きだした。
「あ…、荷物は私が持つよ。」
そう言ったけど、坂下は聞かなかった。
「…ありがとう。」
私の言葉に、坂下が満足そうに微笑んだ。
並んで歩いていると、坂下が口を開いた。
「先程は聞きそびれてしまいましたが、赤いバラの花言葉を教えてください。」
「愛情とか、熱烈な恋。」
「良い言葉ですね、今度は花束にして差し上げましょう。」
坂下が赤いバラの花束を差し出す姿、ドラマの俳優なんか比べものにならないくらい絵になるだろうなぁ…。
想像するだけで、私の胸はときめいた。