Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
言われてみれば、確かに『おはよう』って言ってない。



あいさつは大事だもんね。



私は、坂下と向き合い



「おはよっ、和さん。」



そう言って、坂下の唇に軽くキスした。



唇が離れる前に、坂下が私の腰を思いっきり引き寄せる。



坂下は浴室のドアを閉め、シャワーを全開にした。



「きゃっ…!」
「うわっ、冷たっ…。」



私は、シャワーをすぐに止めた。



真冬に水被るなんて、ありえないんだけど…。



「和さん、何てことするのよー!」



「とりあえず、風邪をひかないうちに湯船に浸かりましょう。」



坂下はそう言って、私のシャツを脱がす。



ハズカシイけど寒さに耐えられず、坂下と一緒にバスタブに入る。



「アンジェを浴室に引き入れるのは成功しましたが、水を被ることになるとは…。」



「シャワーの出始めは、冷たいに決まってるじゃない。」



寒さに震えていると



「あっ…。」



ヤダもう、ドコ触ってるのよ!



「寒そうでしたので、暖めて差し上げようかと思いまして…。」



これじゃあ、暖まるどころか熱くなっちゃう…。



「あぁんっ!」



今まで坂下には散々泣かされてきたけど、今日はたっぷり鳴かされそうだ。



そう思いながら、坂下に身を任せた。










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