Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
希望
夏休みに入る前のことだった。
日直日誌を職員室に持って行き、出たところで、坂下が追いかけてきた。
「アンジェ、少し話を聞きたいのですが、今よろしいですか?」
頷くと、坂下と一緒に指導室へ移動する。
グラビアのこと、バレたとは思えないんだけどな…。
椅子に座ると、坂下が口を開いた。
「補習科目、多いですね。」
家に居たくない私は、外出する理由が欲しくてワザと補習を入れた。
そんなコト、坂下なんかに言わないけどね。
「ちゃんと出るわよ、安心して。」
坂下はため息をつくと、こう言った。
「話を、変えましょうか…。
先程、そのピアスを自虐行為だとおっしゃいましたね。
それを止められる術は、ありませんか?」
あぁ、さっきそんなコトを言った気がする…。
梨香と隠れて付き合ってる蒼に
「ファッションか?」
って聞かれたから…。
あの家にいる限り、アイツが私を襲わないことは無い。
だったら、止められるわけが無い。
坂下、アンタも1年の時の担任と一緒なんでしょ?
髪を逆立てるな、ピアスは外せ。
はっきり、そう言ったら良いじゃない?
日直日誌を職員室に持って行き、出たところで、坂下が追いかけてきた。
「アンジェ、少し話を聞きたいのですが、今よろしいですか?」
頷くと、坂下と一緒に指導室へ移動する。
グラビアのこと、バレたとは思えないんだけどな…。
椅子に座ると、坂下が口を開いた。
「補習科目、多いですね。」
家に居たくない私は、外出する理由が欲しくてワザと補習を入れた。
そんなコト、坂下なんかに言わないけどね。
「ちゃんと出るわよ、安心して。」
坂下はため息をつくと、こう言った。
「話を、変えましょうか…。
先程、そのピアスを自虐行為だとおっしゃいましたね。
それを止められる術は、ありませんか?」
あぁ、さっきそんなコトを言った気がする…。
梨香と隠れて付き合ってる蒼に
「ファッションか?」
って聞かれたから…。
あの家にいる限り、アイツが私を襲わないことは無い。
だったら、止められるわけが無い。
坂下、アンタも1年の時の担任と一緒なんでしょ?
髪を逆立てるな、ピアスは外せ。
はっきり、そう言ったら良いじゃない?