Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
坂下の言葉を聞き取った私は、その願いを叶えてあげる。
周りに人がいるけど、気にしない…ことにした。
坂下の唇に、自分のそれを重ねる。
こんな時にまでキスをねだるなんて、坂下はホントにキス魔だ。
そんな私たちの様子を見てた蒼が、ぽつりと呟いた。
「末期の水より、末期のキスか…。」
蒼の奴、なかなか上手いこと言うな…。
そう思いながら、深く…深くキスする。
しばらくは私のキスに応えてた坂下が、もう応えなくなった。
意識が、なくなったようだ。
坂下から唇を離し、顔を見つめる。
すぐに、私の肩に手がかかった。
その手に視線を移すと、院長だった。
おそらく、退けという意味なのだろう。
坂下のそばから離れ、蒼の隣に立つ。
私は、坂下の意識が戻ることを祈りながら、医師たちの様子を眺めた。
だけど、無情にも…。
坂下の脈がなくなったことを知らせる機械音が、部屋に響いた。
坂下の元へ駆け寄ろうとしたら、蒼に止められた。
振り切ろうとしても、蒼の力が強くて無理だった。
院長は坂下の瞳孔を確認すると…。
ベッドに横たわる坂下に、深々と頭を下げた。
周りに人がいるけど、気にしない…ことにした。
坂下の唇に、自分のそれを重ねる。
こんな時にまでキスをねだるなんて、坂下はホントにキス魔だ。
そんな私たちの様子を見てた蒼が、ぽつりと呟いた。
「末期の水より、末期のキスか…。」
蒼の奴、なかなか上手いこと言うな…。
そう思いながら、深く…深くキスする。
しばらくは私のキスに応えてた坂下が、もう応えなくなった。
意識が、なくなったようだ。
坂下から唇を離し、顔を見つめる。
すぐに、私の肩に手がかかった。
その手に視線を移すと、院長だった。
おそらく、退けという意味なのだろう。
坂下のそばから離れ、蒼の隣に立つ。
私は、坂下の意識が戻ることを祈りながら、医師たちの様子を眺めた。
だけど、無情にも…。
坂下の脈がなくなったことを知らせる機械音が、部屋に響いた。
坂下の元へ駆け寄ろうとしたら、蒼に止められた。
振り切ろうとしても、蒼の力が強くて無理だった。
院長は坂下の瞳孔を確認すると…。
ベッドに横たわる坂下に、深々と頭を下げた。