Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
教室に戻ると、みんなが教壇に集まっていた。
「何してるの?」
「先生に手紙貰ったから、お礼の言葉をボイスレコーダーに吹き込んで供えようってことになったんだ。」
供える…か。
頭では分かりきっていることなのに、心がその流れについていけない。
私は席に着き、教壇の様子を眺めた。
お礼の言葉…のはずなのに、みんなは坂下が反論できないのをいいことに、結構好き勝手なことを言ってる。
「アンジェも、何か言おうよ。」
クラスメイトに手を引かれ、私は教壇に向かった。
何て言おうか…。
私は思いっきり息を吸い込むと、一気にまくし立てた。
「和さんの…、バカっ!
どこの世界に、遺書でプロポーズする奴がいるのっ!
答えは、yesよ。
yes、 yes! yes!!
その代わり、私がシワシワのばあさんになってからそっちに行ったとき
『あの話は無かったことにしてください。』
なんて言ったら、殺すから!」
みんな、呆然としていた。
クラスの男子が、やっと…というかんじで口を開いた。
「あのさ、アンジェ…。
ツッコミ、入れて良い?」
「何よ?」
「『殺すから』って…、先生もう死んでるから。」
……確かに。
「はぁっ?突っ込むとこ、そこ!?」
「もっと気になる発言、あったでしょ!?」
他のみんなが口々に言う。
「プロポーズって、何なの?」
「それよりも棺桶の先生にキスしてた件、聞きたいんだけど?」
20人以上に囲まれて逃げ切ることはできるわけもなく、私は坂下とのことを喋る羽目になった。
「何してるの?」
「先生に手紙貰ったから、お礼の言葉をボイスレコーダーに吹き込んで供えようってことになったんだ。」
供える…か。
頭では分かりきっていることなのに、心がその流れについていけない。
私は席に着き、教壇の様子を眺めた。
お礼の言葉…のはずなのに、みんなは坂下が反論できないのをいいことに、結構好き勝手なことを言ってる。
「アンジェも、何か言おうよ。」
クラスメイトに手を引かれ、私は教壇に向かった。
何て言おうか…。
私は思いっきり息を吸い込むと、一気にまくし立てた。
「和さんの…、バカっ!
どこの世界に、遺書でプロポーズする奴がいるのっ!
答えは、yesよ。
yes、 yes! yes!!
その代わり、私がシワシワのばあさんになってからそっちに行ったとき
『あの話は無かったことにしてください。』
なんて言ったら、殺すから!」
みんな、呆然としていた。
クラスの男子が、やっと…というかんじで口を開いた。
「あのさ、アンジェ…。
ツッコミ、入れて良い?」
「何よ?」
「『殺すから』って…、先生もう死んでるから。」
……確かに。
「はぁっ?突っ込むとこ、そこ!?」
「もっと気になる発言、あったでしょ!?」
他のみんなが口々に言う。
「プロポーズって、何なの?」
「それよりも棺桶の先生にキスしてた件、聞きたいんだけど?」
20人以上に囲まれて逃げ切ることはできるわけもなく、私は坂下とのことを喋る羽目になった。