Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
約束
梨香が、坂下の家に私を迎えに来た。
ここに来る時に、家出したとメールを入れてたからだろう。
梨香は、家出の理由を聞くことなく、家に来るようにと言ってくれた。
「お客様をお招きすることに反対するような者は、うちにはいません。」
梨香ほどのイイとこのお嬢様だと、突然客が来ても動じないのだろう。
正直、梨香にはあんなこと言えないから、そう言ってくれると助かる。
私は、梨香の言葉に甘えることにした。
玄関先まで、坂下が見送ってくれた。
「休み中にカタをつけさせていただきましたので、約束は守っていただきます。」
坂下はそう言って、自分の左の耳たぶを指で弾いた。
私は、坂下に助けを求めた時に、ピアスを全部外し、二度と安全ピンで穴を開けないと約束した。
私を苦しめる行為は、もう起こらない。
もう、ピアスは要らない。
ありがとう、坂下。
それと…蒼も、ね。
私は、酔いつぶれて眠っている蒼がいるリビングの方に、視線を向けた。
ここに来る時に、家出したとメールを入れてたからだろう。
梨香は、家出の理由を聞くことなく、家に来るようにと言ってくれた。
「お客様をお招きすることに反対するような者は、うちにはいません。」
梨香ほどのイイとこのお嬢様だと、突然客が来ても動じないのだろう。
正直、梨香にはあんなこと言えないから、そう言ってくれると助かる。
私は、梨香の言葉に甘えることにした。
玄関先まで、坂下が見送ってくれた。
「休み中にカタをつけさせていただきましたので、約束は守っていただきます。」
坂下はそう言って、自分の左の耳たぶを指で弾いた。
私は、坂下に助けを求めた時に、ピアスを全部外し、二度と安全ピンで穴を開けないと約束した。
私を苦しめる行為は、もう起こらない。
もう、ピアスは要らない。
ありがとう、坂下。
それと…蒼も、ね。
私は、酔いつぶれて眠っている蒼がいるリビングの方に、視線を向けた。