Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
成敗
9月も半ば過ぎたというのに、残暑厳しい日のことだった。



夏休み直前に告られ、とりあえず友達づきあいしてる先輩に呼び出された。



体育用品が置かれている倉庫なんかに、授業中に来る奴なんていない。



私は蒼の授業だからサボったところでどうってことないけど、受験控えた先輩は良いのかな?



「この前、お前んち行ったんだけど、家出たんだって?」



「まぁ…ね。」



この人は、私が家でされてたことも、バイトのことも知らない。



言える…わけがない。



「コレって、お前だって…ホント?」



先輩は、手にしていた雑誌を広げた。



私が載っているグラビア…、ドコから情報が漏れた?



私が黙っていると、男が1人入ってきた。



「やっぱり、そうだっただろ?」



先輩と同じクラスの奴だった。



逃げ出そうとしたら、後から来た男が、私の腹に蹴りを入れた。



私は、その場に蹲った。



「オマエ、ヤらせてもらえないって言ってたけど、チャンスじゃん。」



「お前もヤる?この女、義理の父親には足開いてたっていうから、多少無理しても大丈夫だろ。」



「マジ?親父とヤるとかありえねぇし!」



「コイツんち行って、話聞いたときはビックリだったぜ。」



アイツやママは、そんなことまで喋ったの?



2人がかりで、制服を脱がそうとする。



「ヤダっ!」



私が抵抗すると、先輩が殴った。



「手こずらせるなよ、すぐにヤらせてくれそうだと思って付き合ったのによー。」



…何、それ?



やっと、アイツから逃れられたと思ったのに…こんなのアリ?









 
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