Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
整髪料を洗い流したあと、タオルを持ってきてないことに気がついた。



あ、どうしようか…。



そう思ったとき、頭上にタオルがかけられ…。



坂下が髪を拭いてくれた。



わしゃわしゃ、わしゃわしゃ。



坂下は髪を拭きながら、私に言った。



「やっぱり、この方が可愛いですね。」



「坂下も、約束守ってね。」



私は再度、坂下の髪に手を伸ばして前髪をおろす。



「明日からは、いつもどおり髪を立てて来て良いですよ。」



「良いの?」



坂下は、他の教師みたいに「逆立てるな」って言わないの?



「お互い、今だけですから。」



そう言って、坂下は笑った。



でも、送ってもらってる車の中で



「可愛いですよ。」



なんて、坂下に何回も言われると…。



髪を逆立てるの、やめちゃおうかな…って思った。



ん?坂下に言われたからって、何でそんなこと思うわけ?















 
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