Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
携帯
待ちに待った修学旅行の1日目は、神戸に泊まる。
夕食時に、梨香がいなくなったと騒ぎになった。
蒼がホテルを飛び出したので、私もついて行こうとした。
「待ちなさい。」
肩に手がかけられたので、振り向くと、坂下が呼び止めていた。
「捜索は蒼先生に任せて、アンジェはここにいて下さい。
携帯で、余合さんに連絡を取って頂けると助かります。」
梨香のことは心配だけど、私は坂下の言うとおりにした。
「アンジェ、夕食中に申し訳ありませんが、少し話を聞かせて下さい。」
「構いません、食事どころじゃないし…。」
坂下と2人、ロビーのソファに向かい合って座る。
「実は、旅行前に余合さんから団体行動を少しの間だけ抜けたいという話がありました。
お断りしたので黙って抜け出したと思うのですが、そのことについて心当たりはありませんか?」
心当たりと言われても、思いつかない。
私が首を横に振ると、坂下はため息をついた。
坂下は少し考え込んでから、黒い手帳を開く。
「先生、それ何ですか?」
「生徒の経歴等をメモしておいたものです、手がかりになるものがないかと思いまして…。」
「私のページもあるの?」
「もちろんです。」
坂下はそう言うと、私のことが書いてあるページを見せてくれた。
結構、細かく書いてあるんだ…。
バイトのことはもちろん、思い出したくもないアイツのことも…。
私は、ケー番とメアドを書き入れてから、坂下に手帳を返した。
夕食時に、梨香がいなくなったと騒ぎになった。
蒼がホテルを飛び出したので、私もついて行こうとした。
「待ちなさい。」
肩に手がかけられたので、振り向くと、坂下が呼び止めていた。
「捜索は蒼先生に任せて、アンジェはここにいて下さい。
携帯で、余合さんに連絡を取って頂けると助かります。」
梨香のことは心配だけど、私は坂下の言うとおりにした。
「アンジェ、夕食中に申し訳ありませんが、少し話を聞かせて下さい。」
「構いません、食事どころじゃないし…。」
坂下と2人、ロビーのソファに向かい合って座る。
「実は、旅行前に余合さんから団体行動を少しの間だけ抜けたいという話がありました。
お断りしたので黙って抜け出したと思うのですが、そのことについて心当たりはありませんか?」
心当たりと言われても、思いつかない。
私が首を横に振ると、坂下はため息をついた。
坂下は少し考え込んでから、黒い手帳を開く。
「先生、それ何ですか?」
「生徒の経歴等をメモしておいたものです、手がかりになるものがないかと思いまして…。」
「私のページもあるの?」
「もちろんです。」
坂下はそう言うと、私のことが書いてあるページを見せてくれた。
結構、細かく書いてあるんだ…。
バイトのことはもちろん、思い出したくもないアイツのことも…。
私は、ケー番とメアドを書き入れてから、坂下に手帳を返した。