Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
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 消灯時間は過ぎています。

 早く寝なさい(怒)


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「先生が、早く寝ろって…。」



メールを梨香に見せると



「すごーい!いつの間に、坂下先生とメアド交換したの!?」



まるで自分のことのように、梨香が喜んでくれた。



「もっと話したいけど、今度は蒼先生に怒られちゃいそうだから…もう寝ようか。」



「待ってリコ、ケータイでフォト撮って。」



私は、さっき梨香から貰ったマンボウのキーホルダーを掲げて言った。



梨香が撮ってくれたフォトを確認する。



蒼が口止め料としてくれたイルカのネックレスもきちんと写っているし、グラビアで慣れてるだけあって私の表情も悪くない。



私は撮ったばかりのフォトを添付して、坂下にメールを送った。



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 今日の賭けですが、先生の勝ちです。

 その証拠を、画像で送ります。

 舞妓に扮した私と散策する話…。

 あんなこと言ったアトでも、有効?


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すぐに、坂下から返事が来た。



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 生徒との約束を、反故にはしません。

 最終日、楽しみにしています。


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さっきは普段どおりに会話したいって言ってはくれたけど、心のどこかで坂下に避けられるんじゃないかって…不安だった。



嫌われちゃったら…とてもじゃないけど、生きていけないくらいツライ。



だから、こんな風にメールのやりとりができたのはホントに嬉しかった。










 


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