Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
そう思ってた矢先、坂下は3年がいるところから抜けると、私たち1・2年の方に向かって歩いてきた。
だけど、ギターに繋がれたコードが限界だったみたい。
1・2年席の手前までしか来ることができず、囲まれて演奏…というわけにはいかなかった。
だけど、私は運良く坂下の演奏を間近で見ることができた。
私の視線に気付いた坂下は私の方を見ると、フッと笑った。
そして1番の見せ場だったのだろうか、目の前でギターを力強くかき鳴らした。
諦めなきゃいけないのに、坂下に心を奪われたままの私は、坂下のギターになりたい…なんてことを思った。
坂下たちの演奏が終わった時
「坂下先生の写真、携帯で撮っておいたから後で送るね。」
梨香が、そう言った。
諦めるんだから、貰ったって仕方ないはずなのに…梨香の言葉に頷いていた。
送別会の後
「蒼先生もステキだけど、坂下先生が凄くカッコ良かったよねー。」
「蒼先生みたいに、ファンクラブ作っちゃう?」
なんて声を耳にした。
声の方を見ると、喋っていたコたちの数メートル後ろに、文化祭で坂下に差し入れを持ってきたコを見かけた。
目が合うと、彼女は私から目を逸らした。
坂下に色目を使うコが出てくるんじゃないかと、不安になった。
モテモテの蒼と付き合っている梨香は、いつもヒヤヒヤしているんだろうな…。
だけど、ギターに繋がれたコードが限界だったみたい。
1・2年席の手前までしか来ることができず、囲まれて演奏…というわけにはいかなかった。
だけど、私は運良く坂下の演奏を間近で見ることができた。
私の視線に気付いた坂下は私の方を見ると、フッと笑った。
そして1番の見せ場だったのだろうか、目の前でギターを力強くかき鳴らした。
諦めなきゃいけないのに、坂下に心を奪われたままの私は、坂下のギターになりたい…なんてことを思った。
坂下たちの演奏が終わった時
「坂下先生の写真、携帯で撮っておいたから後で送るね。」
梨香が、そう言った。
諦めるんだから、貰ったって仕方ないはずなのに…梨香の言葉に頷いていた。
送別会の後
「蒼先生もステキだけど、坂下先生が凄くカッコ良かったよねー。」
「蒼先生みたいに、ファンクラブ作っちゃう?」
なんて声を耳にした。
声の方を見ると、喋っていたコたちの数メートル後ろに、文化祭で坂下に差し入れを持ってきたコを見かけた。
目が合うと、彼女は私から目を逸らした。
坂下に色目を使うコが出てくるんじゃないかと、不安になった。
モテモテの蒼と付き合っている梨香は、いつもヒヤヒヤしているんだろうな…。