Angelic Heart 【教師×生徒の恋バナ第二弾】
WD
ホワイトデーの放課後、帰ろうとした私に坂下が声をかけた。
「チョコレートのお返しを渡したいので、ついて来ていただけますか?」
そういえば、坂下は生徒からチョコを貰ったその場でお返しを渡してるって梨香が言ってたっけ。
「お返しなんて…要らない。」
私が欲しいのは、アメじゃない。
欲しいのは…坂下の愛、それだけだ。
だから、その場でお返しが無くても気にならなかった。
「そう言わないでください。
もう、用意してしまったのですから…。」
坂下について行くと、教員用の駐車場に着いた。
こうしてたくさん並んでる車を見ると、坂下の黒いスポーツカーは目立つ。
坂下は助手席のドアを開けると、はちみつ色したキャンディーの袋と…。
「これは、お返しが遅れてしまったお詫びです。」
白いバラの蕾を一輪、手渡した。
私の顔は今浴びてる夕陽よりも、多分…真っ赤になってる。
要らないなんて口で言っていても、こうして手渡されたら嬉しい。
しかも、不特定多数の生徒にあげるためのアメじゃなく、私だけに用意してくれたのだと思うと、感激もひとしおだった。
「チョコレートのお返しを渡したいので、ついて来ていただけますか?」
そういえば、坂下は生徒からチョコを貰ったその場でお返しを渡してるって梨香が言ってたっけ。
「お返しなんて…要らない。」
私が欲しいのは、アメじゃない。
欲しいのは…坂下の愛、それだけだ。
だから、その場でお返しが無くても気にならなかった。
「そう言わないでください。
もう、用意してしまったのですから…。」
坂下について行くと、教員用の駐車場に着いた。
こうしてたくさん並んでる車を見ると、坂下の黒いスポーツカーは目立つ。
坂下は助手席のドアを開けると、はちみつ色したキャンディーの袋と…。
「これは、お返しが遅れてしまったお詫びです。」
白いバラの蕾を一輪、手渡した。
私の顔は今浴びてる夕陽よりも、多分…真っ赤になってる。
要らないなんて口で言っていても、こうして手渡されたら嬉しい。
しかも、不特定多数の生徒にあげるためのアメじゃなく、私だけに用意してくれたのだと思うと、感激もひとしおだった。