逆境の桜
私が名乗ると3人の目付きが変わった。
それもそのはず。
私は長州藩主として名前が全国に知れ渡ってるはずだ。
「お前....まさか....」
鬼....じゃなく、副長さん。
眉間に皺が寄ってますよ。
「えぇ。私は長州藩主の松村桜です。本日は死を覚悟して参りました。」
「ふざけてんのか!お前俺らをナメてんだろ。あ"ぁ?」
副長さん....刀抜いちゃった....。
アハハ。
動揺するな。
無表情を保て。
「ハァ....。壬生浪士組の方々は話もまともに
できないのですか?」
「あ"ぁ?」
「まぁまぁ歳。話を聞いてみようじゃないか」