逆境の桜
沖田「さよ........なら......っ..........なんて......聞きたくなかった........っ................のに....!」
八重ちゃんは僕を好きだと言ってくれた。
僕も好きだと言った。
だけど、僕たちの好きは違うね。
八重ちゃんの好きは仲間として、僕の好きは色恋を意味する。
僕は流れ続ける涙の止め方を知らない。
八重ちゃん........君がいない世なんて....いらないよ....................。
そして数分後に飛行機は墜落した。
八重ちゃんの見るも無惨な姿に僕の1度止まりかけた涙はまた流れ出した。
本当に神様、もしくは仏様がいるなら僕は一生恨むだろう。
彼女に大きな荷物を背負わせたことを、
僕らの大切な仲間を連れていったことを。