逆境の桜

｡*木戸side*。

なぁ............。





嘘だと言ってくれよ....................。





僕の聞き間違いだと言ってくれよ................。




「何馬鹿な事を！お前が居なかったら晋作や春や稔磨に俺はどうなる！？陸軍や空軍の皆はどうなる！？坂本さんや西郷さんは！？お前........皆を残して逝けるのか！？」




《ごめんね....これも........皆の....為....だから。........小五郎には........いつも迷惑ばかり....っ........かけて....たね....っ....》




「........正確に言えば桜と晋作にな....」




《また........四人で......っ......はるの........作....った........桜餅........食べたかったな........屋敷に咲く........桜の前で........っ........》






「なら....戦争が終わったら........また皆で食べれば........いいじゃないか........」





《....っ........ごめ....っ....ね........ほんとに........ごめん........》




「謝るなら........戻って来てくれよ！........桜........お願いだ........僕達には........お前が居なきゃ............ダメなんだよ....」




《ごめ....っ....なさ....ぃ........。....こごろ........ぉ........こごろ....っ....》



「桜........帰って来てくれよぉぉぉぉぉお！........」



《....ごめん....っ....なさい........きど........たか....っ........よし........日本を............おねが....っ....いね....》



「やだ....桜....ダメだ........帰って来てくれ........お願いだ........」



《さよなら........小五郎............ありがと....ぅ........だい........好きだよ....。》



「さくらぁぁぁぁぁぁぁぁあ！....ﾌﾞﾂｯ」