逆境の桜
「晋作のドケチ。」
「結構!!」
「ってか晋作何しに来たの?」
「お前の様子を見に来たのと....坂本さんに届け物だ」
「ふーん」
私の様子を見に来たなんて絶対嘘でしょ。
目ぇ泳いでたよ?
まっ、いいか。
「コホッコホッコホッ」
「ん?晋作風邪ぇ?」
「ちょっと........な....。」
「へぇ。馬鹿は風邪引かないって嘘なんだね。」
「るせぇ。ほっとけ!」
何だったんだろう............
今の間は................。
「そうだ。坂本さん、ちょっといいか?」
「おぉう!」
未だに酔いが覚めていないのか、坂本さんはろれつが回っていなかった。