逆境の桜
母と別れてから私と西郷は少し部屋で待たされていた。
「松村殿、西郷殿待たせてすまなかった。」
「いえ、お気になさらずに。本日は良い返事を期待しております。」
「あぁ、その事なんだが....まず松村殿は同盟を組んだ後にどう言ったことをするつもりなのかい?」
「私はまず、異国の文化を取り入れます。そして富国強兵の国を作ります。今、日本は異国に比べてかなりの遅れをとっています。このままだと日本は異国に乗っ取られてしまいます。いつ、異国に攻められてもいいように強い兵を作り最先端の技術を行わねばなりません。」
「う〜む。異国はそこまで進歩しておるのか....ならば我々も追いつかねばならぬな。」
「っ!と言うことは!」
「あぁ。同盟を組もうでわないか!」
「っっっっ!ありがとうございます!ありがとうございます!」
私は額を畳に押し付けながら感謝の言葉を何度も述べた。
こうして....会津、薩摩、長州は一つになった。
................とこの時は誰もが思っていただろう。