逆境の桜
くっそぅ〜!
「あっ!桜ぁ〜!」
「あ、平助」
「また追い出されたの?」
そう。私は毎日のように土方と言い合いをしては追い出されているのだ。
「まぁねー」
「俺さ、最初は桜のこと信用できなかった。でも今は信じてるから!」
平助はニカッと笑いながら言った。
「ありがとう」
「おっ?何だ桜また追い出されたのか?」
そう笑いながら頭を撫でてくれる左之。
「ハハハッ!桜も懲りねえな!」
豪快に笑い飛ばす新八。
「桜さんもいい加減諦めればいいのに。」
呆れる総司。
「....ぷっ....」
笑いを堪える一。
新選組のみんなは凄く温かい。
たったの一週間で私はみんなと打ち解けたんだ。