逆境の桜
裏切りは突然に....
新選組に正式に認められた次の日。
「お龍ちゃん本当にごめんね。」
「ええよ。桜ちゃんかて忙しいんやから!こうしてうちのこと気にかけてくれてるだけで嬉しいんよ!」
「ふふふ。あ、坂本さんは今日いる?」
「桜ちゃん、うちも坂本やで?」
「あ、そうだった」
私は舌をペロっと出した。似合わなすぎて1人で身震いしていたとか....。
「ふふふ。龍馬はんやったら中岡はんと出かけてはるよ〜」
「そっかぁ〜折角報告があったのに〜」
「うちは龍馬はんのついでやったん?」
「……………トンデモナイ!」
「まぁ、別にええけど」
そんな他愛もない話をしていると龍馬が帰ってきた。
「お龍ちゅぁぁぁぁん!」
「はぁ....あん人お酒呑んできてるようやけど桜ちゃんどないする?」
大分酔われてますな。
「しょうがないから明日また来るね。坂本さんに伝えておいて!」
「はいよ」