【短編】毒舌美少女と犬系男子
家にて
ピーチチチ....
ピーチチッチチッ....
どこからか鳥の声が聞こえる。
この部屋からじゃないだろうがな。
「海ちゃんっ!!」
ん?幻聴か?
そしたらとてつもなく嫌な幻聴だな。
そもそもアヤツがこの家にいることは決してないのだ。
・・・キッチンからいい匂いがあるのも。
「なっ....何で犬があがり込んでるのだ?」
「海ちゃんの家の鍵が開いてたから?」
「開けてなど....」
断定はできない。
あの後、帰ってすぐに寝てしまったからな....
あ、ちゃんとお風呂とか歯磨きしたぞ?