【短編】毒舌美少女と犬系男子
――パクッ
「どう?どう!?」
「まぁ、見た目と違って美味いが....
この見た目、なんとかならないのかね?」
「オレさ、盛り付けだけは出来ないんだよね」
てへへと笑う蒼空。
ふむ。私もできないぞ。
しばらく黙ってモクモクと咀嚼していた。
・・・あまりにも静かだな。
と思っていた矢先、突然蒼空が言った。
「あ!海ちゃん、学校!遅れちゃう!」
「....めんどくさい」
「でも学校は行かなきゃだよっ!?」
そう言って着替えて渋々学校へ行った。
チッ。学校なんてつまらないものだ。