空を見上げて。
∼始まり∼








2人の出逢いは決して良いものではなかったね。






お互い、口は悪いし強気な性格だった。









だけど、私にとって大くんとの『最悪な出逢い方』をしたとしても惹かれていきました。






私からの目線でしか書けないから。






大くんが私と付き合っていた時の気持ちは分からないけど。






『好きで居てくれた』






そう想うことにします。





だって、私にとって大くんと過ごした日々は『嘘』や『偽り』だったとは思いたくないから。






私にとって大くんと過ごしてきた毎日は本当に『幸せ』ばかりだったから。








大くんがすぐ隣で笑っている。

くだらない話をする。

手を繋ぎ合う。

じゃれ合って抱き締めあう。

お互いの名前を呼び合う。

未来の約束をする。

子供のように寝っ転がる。

たくさんの季節を2人で過ごす。

数え切れないほどの思い出を作る。

肩を並べて昔話をする。








大くんと私。






そんな2人だけの時間をずっと壊れることなく続いていくことを望んでいたのに。






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